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サーバか?それともサーバーか?

所要時間: 約 2分

コンピューター用語は元々英語だった単語が多く、それらをよくカタカナ表記にして記述する。その中には最後が長音(のばす)で終わるような単語がある。例えばサーバーやコンピューターやプログラマーなどがそうだ。文章によってはサーバ、コンピュータ、プログラマのように最後の長音を省略して記述する事もある。

どちらも間違いというわけではないが、どちらを使えばいいのかと悩む事がある。これについてYouTubeのコメントでよくまとめられたコメントがあったので掲載する。

その昔、まだコンピューターの処理能力が不足していたころには一文字減らせる(処理が減る)のは圧倒的にメリットがあり、技術文書や論文などでは「2音の用語は長音符号を付け,3音以上の用語の場合は長音符号を省く」というのが標準になっていました。時代を経てコンピューターの性能が向上しメリットが誤差に過ぎなくなり、1991年6月28日の内閣告示第二号にて「英語の語末の‐er,‐or,‐arなどに当たるものは,原則としてア列の長音とし長音符号「ー」を用いて書き表す。ただし,慣用に応じて「ー」を省くことができる。」としてルール化されました。以後、公的な文書などではサーバーと表記されるようになりましたが、まだサーバを使っている人もいるという経緯となります。

https://www.youtube.com/watch?v=rEMutn29HwM&lc=Ugw5xhwz9nxA8nUw8RZ4AaABAg.A6h9d5bNYf2A6hBnd_99pb を引用。

文章内で同じ意味の単語は統一されていた方がいいだろう。サーバーとサーバが混在するのは好ましくない。

たとえ内閣告示とされていたとしても、これはあくまで公的な文書でのガイドラインであって、僕がそれに従う必要はない。とはいえ自分の書く文章では、今後は長音をできるかぎり記述していこうと思う。