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所要時間: 約 2分

あちらこちらでレイオフが行われていて、海外のテック企業の日本法人からレイオフを受けた元社員が労働組合を組織して、その法人に対して交渉を始めているようだ。まあ、特に問題のある行動ではないし、そういった行動ができるのは権利でもあるため、それについては当然の事だと思う。レイオフに対する行動は僕の姿勢とは結構違うなとも思った。僕はフリーランスでずっと仕事をしてきた。法人成りした今も同じように一人会社で、クライアント様から仕事を受注して仕事をしている。こうしたかったからそうしたのではなく、20代の頃に薄給だったため将来設計が難しく、仕方がなくフリーランスに転向した。その頃から、今もだけれど、1ヶ月先や3ヶ月先に仕事があるかどうか、分からない状態で働いている。実際に契約終了という名のクビを言い渡されたこともあるし、それについてクライアント様を責める気持ちなんてない。お互いにそういう状況になる可能性があることを了承して契約を結んでいるからだ。契約終了し、仕事が無くなるリスクがある以上、1つのクライアント様に絞って仕事を受けることはできない。そして、契約終了になっても「また機会がありましたら、宜しくお願いします」という気持ちしかない。あたりまえのことだけれど。業態や契約、労使契約かどうかなど、状況が大きく違うため、レイオフでの一連の動きと比較するのは、そもそもおかしなことではあるのだけれど、一連の動きをしている人達と僕がしている実際の仕事の種類としては、あまり違いはないと思う。そう考えると、考え方や立場の違いで、1つの出来事に対ての反応は結構違うものだなと感じた。どちらが正しいとか間違ってるとか、そういう事を言いたい訳じゃなくて、考え方や立場による行動の違いに対して、新鮮だなという気持ちになったという事が言いたかった。僕の立場はとても弱いものではあるけれど、それでも自分自身の在り方を振り返っていきたいと思った。