Plausible Analyticsはアクセス解析の機能を提供する。Google Analyticsと同じようなツールだ。オープンソースとして、ソースコードが公開されており、SaaSとしても利用できる。Sentry等と同じような戦略でサービスが展開されている。
オープンソースであるため、自分でホスティングして使用するのであれば、インフラ代はかかるが、Plausible Analyticsを使用するための料金はかからない。
SaaSとして利用するには料金を支払う必要がある。Google Analyticsで満足している人は、無料であるGoogle Analyticsの方が良いかもしれない。そうでない人にとっての選択肢としてPlausible Analyticsを考えてみるのは良いかもしれない。
今回はPlausible AnalyticsをDockerで起動し、ダッシュボードを見る所までやってみる事にする。
Plausible AnalyticsはGithubにソースコードをホスティングしており1、中身は主にElixirで実装している。また同じリポジトリ内にDockerファイルが用意しており2、Docker HubにDocker Imageをホスティングしている3。ここまでで既に起動だけならできそうなものだが、更に別のリポジトリにdocker-compose.ymlも用意している4。公式ドキュメントは、これを用いた起動方法も記述している5。なかなか手厚い。
git clone [email protected]:plausible/hosting.git
cd hosting
plausible-conf.envを書き換える。SECRET_KEY_BASEは64バイト以上の文字列にしておかないと、起動した後にエラーが表示される。実運用する時は、適切にランダムに生成させた値を使用する。
docker-compose up
http://localhost:8000
にアクセスすると、Plausible Analyticsの画面を見れるだろう。登録画面での登録などを適当に済ませると、次のような画面を見れる。