Emacs関連のLisp置き場
Emacsを使っていると、独自の拡張を書く機会が増えていく。最初の頃は .emacs.d/init.el
に、直接関数や設定を記述する事で事足りる。その量が少し増えていくと、 lisp
ディレクトリを作ってファイルを分割したり、パッケージとしての体裁を整えて require
で読み込めるようにする。
これらの方法は真っ当な方法であり、そのようにする事が正しいようにも思える。一方で僕の場合は、それらのやり方は合わなかった。
僕は何かの拡張を書く時、何に困っていて、それがなぜ必要で、他にどんな事を考えたか等を、文章として残しておきたかった。
もちろんdocstringやREADMEに書けばよいのかもしれないけれど、形式ばったそれらのドキュメントが、エッセイの要素を含んだ文章を記述するのに向いていない。例えばREADMEに「僕は、こんな事に困っていて、こういう事を考えたけれど、それは実装せず別の実装をする事にしました」といった内容の事が書かれていたら、「実装を検討してやめた事をいちいち書くな」と言いたくなるし、「READMEに感想文や日記を書くな」と言いたくなる。
しかし僕はそんな感想文や日記の要素を含む文章を、実装の近くに残しておきたい。つまりブログに付随してLispがある方が自分には合っていそうだ。そこでここでは、ブログにLispが添付されている形でEmacs用の拡張を管理する事にした。つまり、これは個人用のEmacsWikiのようなものなのかもしれない。
- YouTube LiveのためのEmacs Lispを改良する
- Emacsで表示したPDFの任意の文字列をコピーする
- QRコードを扱う
- asciidoc用メジャーモードを作る
- macOS用のユーティリティ
- SSH_ASKPASSを取り扱う方法を考える
- 雑多で中途半端なEmacs Lisp集
- EmacsからOpenAI APIをつかう
- PDFの注釈に対する返信注釈をEmacsで挿入する
- Emacsでリレーショナルデータベースを扱う
- どのような時間配分でプログラミングや仕事をしているのだろう
- EmacsでNを使う
- GitHubをEmacsで操作する
- 書籍の翻訳のためのユーティリティを自前で実装している
- どんなふうにタスクを管理すれば効率を上げられるのだろう?
- シングルファイルのEmacs Lispをダウンロードして読み込む
- KeePassXCを使う
- マークダウン等のマークアップ言語で書いた文章を読み上げ機能でより良く推敲する
- macOSの電源操作をpmsetで行う
- Djangoのマイグレーションファイルを効率良くスカッシュする
- Emacsの対話セラピー機能doctorをChatGPTに対応させる
- コマンドパスをコピーするユーティリティwhich-command.elを実装した
- gcalcliを使う
- AWS CLIのEmacs用ユーティリティ aws.el を作る
- Gmailについて考える
- WeasyPrintでhtmlをPDFに変換するEmacs用の拡張を実装した
- EmacsのHTTPクライアント事情について考える
- macOSのキーチェーンアクセス
- ブログを書くコストを下げる工夫