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ヘッドマウントディスプレイを使って開発と執筆の作業をした感想

所要時間: 約 3分

しばらく前からXreal Pro 2というヘッドマウントディスプレイ(以降、HMD)を使っている。このHMDは、ゴーグル型ではなくてサングラスのような形状をしている。外で装着して作業をすると、怪しい人に見えるかもしれない。ただゴーグル型のHMDは怪しさの度合いが限界突破してしまうため、ゴーグル型と比較すると、まだマシだろう。

HMDを使っていて気が付いた事があるのでメモしておく。良い点と悪い点を整理せずに書く。

HMDを装着したまま飲み物を飲むとこぼす

グラスに入った飲み物を、HMDを装着したまま飲もうとする。そうすると、HMDとグラスが干渉し、スムーズに飲む事ができない。頭を上に向けて上手く飲む必要がある。この作業に失敗すると、Tシャツが飲み物を飲む事になる。悲しい。

画面の中の重要な位置と分割

このHMDは(もしかしたら、他のHMDもかもしれないけれど)、画面の中心ははっきり表示される。一方で画面の両サイド、右端と左端ははっきり表示されずぼやける。

例えば動画を試聴したり、ゲームをプレイする場合、重要なのは画面中央であり、画面両サイドは多少ぼやけていても問題ない。しかしターミナルエミュレータ上での作業や、プログラミングのような作業の場合、画面左端から中央にかけての領域が重要だ。特に画面左端に情報が出力される事が多い。そのため画面の丁度良い位置に、文字が表示されるようにする工夫が必要だった。

Emacsの場合、他のtmuxやターミナルエミュレータでもそうだと思うけれど、画面分割をすると画面中央から2画面に分割される。これでは画面の良い位置に表示して欲しいウィンドウが来ない。そのため、ウィンドウ位置やサイズが丁度良い位置にくるように調整する必要がある。おそらく画面を縦に3分割し、今見たいバッファを中央のウィンドウに表示すると良いのかもしれない。

ショルダーハッキングされない

今まで覗き見防止シートを使ったりしていたが、完全に覗き見を防げる訳ではない。HMDの場合、画面を見えているのは自分だけであるため、もはやショルダーハッキングできない。これは安心要素の一つとなった。

画面が大きい

画面が大きいという事も良い点だ。ただし僕が使っているHMDは、それ程大きな画面が目の前に表示される訳ではない。それでも13インチのMac Book Proの画面よりは大きいし、家にある物理ディスプレイよりも大きい。画面は大きい方がいい。

背中が丸まらない

画面の位置が目の前にくるため、背中を丸めて猫背で作業する必要がない。PCスタンドを使っている人をしばしば見かけるけれど、PCスタンドで視点を上げるのは結構限界があるように思える。そういう場合に対してもHMDは最適解だと思う。

荷物が増える

当然だけれどHMDを持ち運ぶためちょっとだけ荷物が増える。僕はいつもちょっとした登山ぐらいの荷物を持ち歩いているから気にはならない。

HMD+スマホ+HHKB+Emacsの組み合わせが以外と良い

PCを開いて作業をする必要のある場面が少なくなった。PCを開かなくて良いのはかなり楽だ。ただ、それなりに不都合や乗り越える必要のあるハードルがあった。それについてはおいおい書く。

まとめ

HMDの使用感についてのメモを書いた。総じて良かったので、今後もおそらく使っていく事になると思う。