インターネットの記事を読んでいた所、たまたまvelorenというゲームを見つけた。これは自由ソフトウェアのゲームで、Rustで実装され、GPLv3で公開されている。そこで、velorenをビルドしてみる事にした。
Rustをインストールしていなかったので、事前にRustをインストールした1 。
velorenのソースコードはGithubでホスティングされている。それをGitで取得する。
git clone --depth 1 [email protected]:veloren/veloren.git
作業ディレクトリを移動する。
cd veloren
ビルドする時に依存パッケージの取得でエラーした。エラーメッセージに CARGO_NET_GIT_FETCH_WITH_CLI
を設定する旨の記述があったため、環境変数として設定する。
(setenv "CARGO_NET_GIT_FETCH_WITH_CLI" "true")
cargoコマンドでビルドを実行する。この処理には時間がかかる。
cargo build
このゲームにはサーバー機能とクライアント機能があり、複数のユーザーが同時に接続して遊ぶ事ができる。まずは、サーバーを起動する。
target/debug/veloren-server-cli --tui
サーバーが起動すると、ターミナルUIで操作可能なコンソールが表示され、TCPの14004番のポートを待ち受ける。
次にクライアントを起動する。
cargo run
画面が表示されると、ユーザー名、パスワード、サーバーを指定できる画面が表示される。ユーザー名、パスワードは適当に指定し、サーバーには先程起動したサーバー localhost:14004
を指定する。画面が遷移するには、1分程かかるようだった。
ゲームが開始されると、プレイヤーの選択作成画面が表示される。ここでプレイヤーを作成する。そして「Enter world」を選択する事で、ゲーム内の世界に入る事ができる。