scskkdは、Lisp方言の一つであるSchemeで実装されたSKKサーバーだ。Gauche上で動作する。最終リリースは2003.12.21のようなので、現在が2023年である事を考えると、20年前という事になる。今さらこんな古いものを引っ張り出す必要はないのかもしれないが、SKKサーバのScheme実装を探していて、これが手頃で丁度良かった。そもそもSKKを今さら使用するのは、どうなのかというのもあるのだけれど、そういう事を考え始めると何も出来なくなるから、あまり深く考えず興味の趣くままに、触ってみようと思う。
https://www.tamanegi.org/prog/scskkd/
まずGaucheが必要なのでHomebrewでインストールする。
brew install gauche
ソースコードの保全
こういった過去に使われていたツールは、人知れずひっそりと消えていく事がある。もはや作者も使っておらず、引き継ぐ人もいなければ、それは仕方のない事かもしれない。 scskkd
がそうならないようにscskkdを保全する
事にした。scskkd – Scheme SKK dictionary serverのページにあるソースコードへのリンクから scskkd-0.2.1
をZIPファイルでダウンロードできる。そのZIPファイルを解凍して、それらのファイルを保全し手を入れていく。つまり scskkd-0.2.1
からフォークした事になる。
ライセンス的にも問題にはならないと思うが、もし問題があれば指摘して欲しい。その時は問題を解消するように、対応しようと思う。
tree scskkd
scskkd |-- README.ja.txt |-- scskkd |-- skktocdbm |-- skktodbm `-- testskksv 1 directory, 5 files