« ^ »

プルリクエストをマージしてもらう事だけがOSSへの貢献ではないという事について考える

所要時間: 約 2分

修正提案の取扱の不適切さについて、SNSで 晒しあげる ような行為を見た。私にはその行為自体が、とても攻撃的に思える。本来、提案されたものをどのように扱うかは、リポジトリの管理者が決定するものであって、文句を言われるようなものではない。ソースコードは公開されていて、コピーし使うことができるのだから、気に入らなければ、考え方が違えば別の路線を行けば良いし、それが出来るようになっているはず。今回たまたまそういった行動について考える機会を得たので、考えた事を書いておく。内容は特にまとまっているわけではない。また別の意見を持つ人もいると思う。そういう時はSNSで 晒しあげ てもらって構わないが、それを見たらきっと僕は悲しい気分になると思う。

何かしらの方法(プルリクエストを含む)でパッチや修正提案を送っていただく事については歓迎し感謝している。しかし、それの取扱方法については何も保証できない。出来る限り送信者や提案者の貢献の証拠が残るようにはしたいと考えてはいるけれど、様々な理由でそうできないことも考えられる。そもそも脚下した提案や、そのパッチをくれた方、課題の整理をしてくれた方、そういった方は貢献していないのかと言えばそんなことはない。大きな貢献をしている。貢献というのは作ったプルリクエストがマージされることだけではない。それが存在できるように、維持したり、変化させたりする考えや行動が貢献だと思う。

リポジトリでは、ソースコードは共有するが、それ以外について保証しない。そのため、リポジトリを改良する一番良い方法は、リポジトリやコードをコピーやフォークし、どんな差分があるのかをREADMEに明記して、自分で管理していくことだと思う。そして飽きたらそれをやめたら良い。もしかしたら、差分も書く事なく、名前も変え、まるっと別物としてスタートするのもありかもしれない。ライセンスの違反をしていなければ、それも可能なはず。

少なくとも自分は、そういう行動は品がないと思う。だから他者に対して行動を強要するような事はしないようにしようと思う。