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「マイクロサービスアーキテクチャ 第2版」の査読を担当した

所要時間: 約 2分

「マイクロサービスアーキテクチャ 第2版」が2022年12月02日に発売された。私は査読者として制作に参加させていただいた。「マイクロフロントエンド」は翻訳を担当させていただいたため、今回の査読も含め、マイクロアーキテクチャについての知識が深まったように思う。両方ともとても良い書籍だったので、興味がある人には是非読んでもらいたい。

マイクロアーキテクチャについて思うことは、出来ることならその手法を取らないということが重要だと思う。実際に、各書籍でも手放しにマイクロアーキテクチャを勧めているなんてことはない。システムや組織の成長に伴って、モノリシックなアーキテクチャでは難しい問題をなんとかするためにマイクロアーキテクチャに移行するといった道筋をたどっているように思う。とても順当だと思う。一方で、マイクロアーキテクチャは導入しようとして、簡単に導入できないようにも思う。素振りが必要だ。そういう取り組みを個人的にはやっておこうと思う。またマイクロアーキテクチャからモノリスへと戻すという方向もあってよいのではないかとも思う。アーキテクチャの失敗は、もちろんしないにこしたことはないが、実際には往々にして失敗する。失敗してもやり直せるように、経験値を積んでおきたいところだと思った。