古いUbuntuなどを使っているとapt-getでインストールできるNginxが古くて、使いたいモジュールがサポートされていないことがあります。その場合、ソースからビルドする必要があります。 今回はそれを想定してNginxをソースからビルドします。
ソースをダウンロードしてビルドする
ダウンロードします。
curl -L https://nginx.org/download/nginx-1.10.2.tar.gz -o nginx-1.10.2.tar.gz
tarballを解凍します。
tar zxvf nginx-1.10.2.tar.gz
buildします。
cd nginx-1.10.2
./configure
make
ビルドできたらmake installでインストールします。
インストール先のディレクトリを指定する
何も指定せずにインストールすると `/usr/local/nginx` にインストールされます。このディレクトリを変更するには `–prefix=INSTALL_PATH` でインストールしたいディレクトリを指定します。他のパッケージでも同様ですね。
./configure --prefix=/path/to/your/install/dir
make
モジュールを有効にする
モジュールによってはデフォルトでは組み込まれないものがあります。それらを有効にするにはconfigureスクリプトのオプションで使いたいモジュールを指定します。例えばhttp_auth_request_moduleを有効にするには`–with-http_auth_request_module`を指定します。
./configure --with-http_auth_request_module
make