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あれから8年経った

所要時間: 約 5分

フリーランスに転向した頃から1年に1度、「あれからn年経った」というタイトルでその年の成果を記事としてまとめてきた。2018年頃から公私ともに余裕がなくなり、仕事以外の活動を控えるようになった。様々な事があったが、少しだけ落ち着いてきて、対外的な活動も少しだけできるぐらいには回復してきた。だから今年は以前やっていたように1年の総括をしようと思う。

過去分

Github上での活動記録

SQL Cookbook第2版の技術監修

SQL Cookbook第2版を技術監修した。 対象としているデータベースが、Oracle, Db2, MS SQL Server, MySQL, PostgreSQLと多く、 環境構築が少しだけ大変だった(特にOracle)。 内容は解決したい問題を提示し、その問題にたいする解決策とその解説が記述されている。 とても勉強になるし、実践的な書籍だ。 網羅的に読むというより、素振りの題材としては素晴しいと思う。 この記事を書いている時点ではまだ作業は完了していないが、2022年には出版される。 それまで残りの作業を全力で取り組もうと思う。

https://www.amazon.co.jp/dp/4873119774

Homebrewへのコントリビューション

SQLFluffというSQLのリンター兼フォーマッターを、 Homebrewを用いてインストール出来るようにした1。 ほんの少しだけど、世の中の役に立つ仕事ができたように思う。 もしSQLを書く機会があって、Homebrewを使っているなら、ぜひインストールしてみてほしい。 以下のコマンドでインストールできるはずだ。 なおHomebrew自体のインストールは済んでいることを前提とする2

brew install sqlfluff

sqlfluffのHomebrew Formulaを書いた

SYAML 2.0のRelease

SYAMLというPython製のライブラリを開発/保守している。 放置気味だったが、パッケージ方法を更新したり、新しいPythonに対応する対応を行い、 2.0をリリースした3。 誰かに使ってもらえると嬉しい。

change-case.el Version 9のリリースと不具合調査

change-case.el4というEmacs Lispのライブラリを開発/保守している。 これは思うところがあってGistで管理している。 少しずつ開発/修正を進めていて、Version 9を公開した5

また、とあるユーザーからバグレポートから届いた6。 その中で First thank you for your nice package. とメッセージを貰った。 枕詞のようにも思えるが、それでも私にとってはとても嬉しい言葉だった。 バグレポートについては調査を行い、結果を記述した。

個人ページの作成およびブログの引越し

個人ページの作成およびブログの引越しをした。

個人ページ
https://www.symdon.info/
ブログ
https://blog.symdon.info/

また個人ページについては多言語化も行った7。 今は英語と日本語だけ対応しているが、今後は中国語やポルトガル語にも対応していきたい。

ブログ用に持っていたドメインを失効した

仕事で手一杯になるあまり、ブログ用に持っていたドメインを失効してしまった。 仕方がないので新しく.infoドメインを取り直した。

gaドメインを失効した

IMをGoogle日本語入力からAquaSKKに乗り換えた

思うところあって乗り換えた。最初は入力方法に戸惑ったが、だいぶ慣れてきた。

人間ドック

会社員時代に行ったきり行っていなかった健康診断に8年ぶりについに行ってきた。 年齢的なことも考えて人間ドックにした。人生ではじめてバリウムを飲んだ。 検査の結果はまだ来ていないが、当日に口頭でいくつか良くない数値について説明を受けた。 その説明の範囲では、まだもう少しだけ生きられそうだ。

公開できない幾つかの仕事

いろんな人の力を借りながらなんとか仕事を続けられた。 ただ頭の切り替えがうまくいかなかったり、 記憶が曖昧になることもあって迷惑をかけることも多かった。 表に出すことはできないが関係者の方々には深く感謝の意をあらわしたい。

本当にありがとうございました。

さいごに

あわただしく生活して一生懸命働いていたら瞬く間に2021年は過ぎ去っていた。

特にここ数年は精神的につらいことも多く、調子を戻すことができない時もあった。 自分のネガティブな面と向きあう日々だったように思う。 周りの方にはとてもご迷惑をおかけしてしまった。

また自分がいかに勉強不足か、言語化する能力が不足しているかについて痛感させられた。 全てを学ぶことはできないが、これからも自分自身を見直して日々勉強していこうと思う。

SNSとしばらく距離を置いたが、それは良かった。SNSの使い方を気を付けようと思えた。調子はだいぶ戻ったので今後は距離をとりつつも、活動報告や広報用に利用していこうと思う。

ありがたいことに忙しくはあるが会社のほうはなんとかやれている。新しい分野にも挑戦し、組織や体制作りにも取り組んでいきたい。少しずつではあるが前進できている。本当にありがたいことだ。

気がつけばあと2年で節目の年だ。本来の目的を見失うことなく2022年も粛々と活動していきたい。ほんのちょっとだけ世の中を良くできるように。

脚注